目標がよく分かっていない
目標がよく分かっていない勉強は確実に無駄を生みます。
目標以上の勉強をしようとしてしまったり、目標に届かない勉強をしてしまうからです。最悪の場合、そもそも目標に近づかない勉強をしてしまうこともあります。
例えば目標が「TOEICで900点以上をとる」だととしても、これだけでは目標の理解は十分ではありません。リスニング・文法・読解それぞれでどれくらいの能力が必要なのか、などとさらに正確に目標を分析する必要があります。
そもそも勉強する目的が曖昧な場合、勉強のやる気が上がりませんし、目標を達成してもたいして意味がありません。
世の中には「英語を勉強したい」という人がたくさんいますが、その多くは「英語ができたらなんかすごそう」くらいの目的しか持っていないのではないでしょうか。
本当に時間を大切にするためには「なぜこの勉強をするのか?」という根本的が問いが一番重要かもしれません。
現状がよく分かっていない
目標がよく分かっていない勉強と同様、現状がよく分かっていない勉強も確実に無駄を生みます。
難しすぎるレベルから始めてしまったり、簡単すぎるレベルから始めてしまったりするからです。
先ほどと同様、例えば現状が「TOEICで700点」だとしても、これだけでは現状の理解は十分ではありません。リスニング・文法・読解それぞれでどれくらいの能力があるのか、などとさらに正確に現状を分析する必要があります。
学習計画を時間で立てようとする
学習計画を立てるときに、学校の時間割のように時間で勉強を考える人がいます。しかし、勉強は時間からではなくて内容から考えるべきです。
学習計画で考えることは、簡単にまとめれば「現状を目標に近づけるためにやるべき内容」です。(目標 – 現状 = やるべき内容)
たとえどれだけ長時間勉強しようと、内容が足りなければ目標達成はできません。反対に、内容が足りるのであれば勉強時間は短くても問題ありません。
勉強が作業になっている
真面目な女子にありがちですが、ただの作業を勉強と考えていることがあります。
よくある例として「ノートまとめ」があります。ノートまとめをすることで知識が整理されるなら勉強になりますが、きれいなノートを作ることが目的となっていると勉強になりません。
そもそもTOEICや大学受験のようにメジャーなジャンルでは、もとからよくまとまった参考書があるので、ノートまとめという勉強自体ほとんど必要ありません。
インプットばかりでアウトプットしない
知識を中に入れる(インプット)ばかりで、知識を外に出す(アウトプット)ことをしないと、知識は身につきません。
具体的には、参考書はたくさん読むのに問題集をやらない人は、内容が身につかないため力が伸びません。
インプットに比べるとアウトプットは大変な勉強ですが、これを避けて力を伸ばすことは難しいです。
覚えることをやたらと避ける
「詰め込みは悪!」とばかりに覚えることをやたらと避ける人がいますが、そのような勉強はだいたい効率が悪くなります。
「英単語の意味なんて文脈や語源から推測できる」という話はよく聞きますが、実際のところ推測ばっかりしていてはなかなか読み進められません。
覚え方さえ工夫すれば、暗記はむしろかなり費用対効果の高い勉強と言えます。