一人でできる仕事
フリーランスのライター
出版社などに属さずに、フリーランスで活躍しているライターはたくさんいます。また、インターネットの普及によって、自宅でできるライターの仕事も増えてきました。
「そんなこと言っても、経験はないし、どうやったらライターになれるかわからない」という人が多いでしょう。
そういう人は、ぜひ一度、クラウドソーシングのサイトをチェックしてみてください。今、国内にも不特定多数のライターやデザイナーを対象にしたクラウドソーシングの会社がたくさんあります。
これは完全なフリーランスですから、自宅で好きな時間にパソコンに向かって記事を書くだけで報酬を得ることができるのです。
ふつうに日本語の文章が書ければ務まるライターなら、誰でも気軽に始めることができるでしょう。
個人経営の教室の先生
何か特技や、長年打ち込んでいる趣味がある人は、それを仕事にしてみてはいかがでしょうか。
つまり、個人経営の教室の先生になるのです。というと、「それは特別、才能のある人にしかできないのでは?」と思われるでしょう。しかし、意外に敷居は低いものです。
たとえば、料理が好きで、新しい自己流レシピを考えるのが得意というような人は、自宅で小さな料理教室を開いてみましょう。
最初は数人の生徒を相手に、「趣味に毛の生えたようなもの」というレベルからスタートすればいいのです。
英語が話せるなら、主婦や中高年向けの英会話教室、陶芸を趣味にしている人なら陶芸教室など、教室を開きさえすれば、その瞬間からプロの先生です。
もちろん、生徒との人間関係は生じますが、あくまでも「先生と生徒」という関係ですから、会社の人間関係のようなわずらわしさとは無縁です。
webデザイナー
必要なのはパソコンの知識、そしてスマートフォンの知識でしょう。基本的な操作ができることは必須条件です。
文章を書くことができるという能力も必要です。すでに、直接会話したり電話をするよりも、メールやLINE、チャットなどで文字だけの会話をする比重が多くなっていますよね。文字によるコミュニケーションは、在宅ワークの生命線といっても過言ではありません。
文章を書くのが得意な場合は、コピーライターとして仕事をするという手もあります。いずれにしろ、基本的な文章作成能力はあったほうが有利です。
自分から営業したり集客をしたりすることが絶対に必要です。在宅ワーク歴が長く、すでにお得意さんを持っているベテランでない限り、お家でじっとしていても仕事がくることはありません。自宅で仕事を始める前に、セールスやマーケティング(特にネットを使った集客方法など)を勉強しておくと、非常に心強くなるはずです。
フリーランスのメリットとデメリット
一人でできる仕事というと簡単で楽なイメージを抱く人が多いと思いますが、そこには大きな責任が発生します。
独立・開業して一人で働いていくなら、あなたが稼がなければ収入は得られません。
会社に勤めて一人での仕事を任された場合も仕事の大小にもよりますが、あなたにその作業の責任はのしかかります。あなたが仕事を進めなければ仕事は止まってしまいます。
一見すると一人でできる仕事は楽なようにも感じますが、一人の仕事には一人でやるなりの責任や精神的ストレスが発生するということは最低限考えておかなければいけません。
もちろん誰にでもできる簡単な作業や代わりの利く仕事は精神的にも楽ですが、給料は低くなる傾向があります。
「仕事」という時点で直接関わる関わらないは別にして必ず相手がいるものです。一人でできる仕事もありますが、完全に一人の仕事というのは数少ないです。
自営業やインターネットなどを利用して一人で仕事をしていくにも、軌道に乗るまでは精神的にもとても大変だということを理解しておくといいでしょう。ただし、成功した暁には一人でも本当に自由な暮らしが待っているのは確かです。