気持ちがいい耳掃除も間違った方法だと大変なことに

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気持ちいいのでついついやりすぎてしまう耳掃除

耳の穴には、快感を生じさせる迷走神経が走っており、耳かきで触れれば触れるほど、気持ちがよくなります。耳の穴というのは実は性感帯になっているのではないか、という説があります。

頻繁に耳掃除すると

抗菌作用の耳あかがなくなるので、耳掃除をしすぎると、カビが生えたり、菌が繁殖したりする可能性もあります。

耳垢を深く内部に押し込んで外耳道を詰まらせる場合もあり、結果として聴力を失うことも。耳垢をさらに深く押し込んだ場合には、鼓膜が破れることもあります。

慢性の外耳道炎は、耳あかの取りすぎが原因のことが多く、耳あか掃除もほどほどが良いと言えます。

耳アカの正体は

耳アカの正体は新しくできた耳の皮膚が、新陳代謝によって剥がれ落ちたものや耳に入ったごみやほこり、耳からの分泌物などが混ざって溜まったものです。外耳道にはもともと自浄作用が備わっており、耳垢を自然に外耳道の外側へ排出するように働きます。

耳アカが乾いたら、ご飯を食べたり、友だちとおしゃべりしたりして顎を動かす度にその古い耳垢が顎の動きによって外耳道から外に出ていきます。

耳アカには皮膚の表面を潤す働きがあるので、それを取り除くと耳がより乾燥したりして、乾きを軽減しようと勘違いしてあなたは繰り返し耳に綿棒を突っ込んでしまうことも。

湿った耳アカの人は

耳のアポクリン汗腺が多い人は耳垢が湿っていることが多いです。アポクリン汗腺は人によって量が違い、耳の中のアポクリン汗腺が多い人は、脇の下にも多いと考えられる。

湿った耳垢の人は体質的に体臭が強い傾向があります。

正しい耳掃除とは

耳掃除は、1ヶ月に1回、多くても週1回が良いとされています。

耳アカは、耳の入り口から1センチくらいのところにたまるものなので耳かきを深くいれすぎると、かえって耳あかを奥に押し込んでしまったり皮膚の敏感な部分を傷つけてしまう可能性があります。

溜めすぎて耳垢栓塞にしてしまうのも良くはないのですが、かといって外耳道を保護している耳垢を根こそぎ取るというのもトラブルの元です。

乾いた耳垢の人は、めったに掃除をしなくてもいいのです。 湿った耳垢の人は、耳掻きで外へ取り出すようにしてください。

外耳道の形が極端に狭かったり、湿疹や外耳炎やカビが加わって耳あかが多量になることもあります。このような場合は無理せず、耳鼻科専門医を受診してください。

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