症状がなくても危ない!?女性が「水虫」を未然に防ぐ6つの方法

カラダわざ

女性の「水虫」が増えている?

ブーツが手放せないこの時期、その中にタイツやストッキングを着用している女性がほとんどかと思います。

水虫といえば中年男性の悩みというイメージがあるが、実は女性にも水虫に悩む人は少なくありません。

水虫と言えば、かゆみを伴うイメージがありますが、実はかゆみが出ない場合も多くあります。

「水虫」とは?

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの1種で、人間の皮膚に、自然発生するようなものではありません。私たちの身の回りに数多く存在し、知らず知らずのうちに、皮膚に付着してしまうのです。白癬菌は手やからだにも感染しますが、9割近くは足です。

近年では、指先や爪の裏側の皮膚に感染するケースも増えていて「爪水虫」などと呼びわけをしていることがあります。

湿度が高い日本では、水虫の人口率が高いと言われています。

水虫に感染しやすいケースは?

白癬菌は高温多湿の場所を好み、多くが足に発生するのは、靴の中がその条件にあてはまる為。平均気温が高めの場所にいたり、靴を1日8時間以上履いていたり、家族に水虫の人がいる場合は、かかりやすいといわれています。

白癬菌はいろいろな場所にいますが、乾いた状態の皮膚に付着しても、皮膚に入り込むまでには24時間から30時間くらいかかるといわれています。

また、皮膚表面に汗や汚れが残っているアルカリ性の皮膚環境も、白癬菌が繁殖しやすい状態です。

「水虫」にも種類があるって知っていますか

水虫は数種類あるなか、全体の90%を占めるのが趾間(しかん)型と小水泡(しょうすいほう)型のふたつ。

趾間型は足の指によく見られ、赤くなって皮がむけたり白くふやけたりする症状。
小水泡型はかゆみが強く、足裏や土踏まずに水泡が出来ることが特徴です。

「水虫」の症状

痒みや足の指の間がふやけて皮がむける、水泡ができるといった症状が特徴で、汗をかいたりムレる環境で感染しやすくなります

症状も小さな水泡や、多少の皮膚の剥がれ等の症状がある程度の軽度な水虫から、かゆみ、痛みを伴いじゅくじゅくしている水虫までさまざまです。

場合によっては、かゆみだけでは治まらず、強い痛みや出血を伴う場合もあり、完治しにくいやっかいな病気でもあります。

水虫にすでにかかっている場合、寒い季節は白癬菌の活動が弱まります。そのためかゆみを感じなくなるようになることがあります。しかし菌は感染したまま潜んでいる状態なので翌年暖かくなってくるとかゆみは再発します。

女性に「水虫」が多い原因とは?

靴と水虫には大きな関係があります。最近の靴はブーツタイプのものが多くなっていて、こういった靴は非常に足が蒸れる原因となります。しかもブーツは着脱に時間がかかってしまうものであるため、多くの方が長時間履いたままでいます。

最近は女性も仕事で一日中、靴を履いたまま過ごす人が増えたため、男性に限らず女性にも水虫に悩む人が多いようです。

ストッキングが原因になることも

ストッキングは保温効果があるので露出の多い女性の足を守る道具でもあります。でもストッキングは保温効果に優れている反面、吸水効果は全くありません。

ストッキングを履いていると常に足が蒸れて水虫の原因菌である白癬菌が増殖しやすい環境になってしまうこともあるのです。

「水虫」を防ぐ6つの方法

1.日頃から足を乾燥させておく

温度26℃前後、湿度70%の時に最も活発になると言われる白癬菌。活動させないためには、常に足を乾燥させておくことです。

湿気を取り除くために靴を陰干ししたり、5本指ソックスもおすすめです。

2.外出先で、人が集まる施設には十分注意する

やはり、うつらないようにすることです。例えば、プールやサウナ、岩盤浴といった、多くの人が訪問する施設を利用する際には、足拭きマットなどに気を付けましょう。

スポーツジムやヨガスタジオに通っている人は、更衣室などの素足になる場所で感染する恐れがあります。

しかし、白癬菌の感染力はそれほど強くないため、付着後すぐに水虫になってしまうわけではない。感染の可能性がある場所を歩いた後は、帰宅後にしっかりと石鹸で足を洗い、きちんと乾かすといったこまめなケアを行うことが感染予防の第一歩となる

3.洗い過ぎにも注意する

繁殖を防ぐのに必要な事は乾燥です。何度も足を洗い、水分を吸った角質がふやけてしまうと、そこに白癬菌が住み着いてしまいます。

4.毎日同じ靴をはかないようにする

毎日お気に入りの同じブーツを履かない。1日履いたらベランダなどで乾燥させる。いわゆるローテーション制をとることが大切です。

実際に、靴を1日8時間以上履く人は、そうでない人より水虫にかかっている割合が高いという調査結果もあります。

乾燥剤をブーツの中に入れておいたり、時々陰干しするのも効果的です

5.自分専用の爪切りを使う

水虫を持っている方は専用の爪切りを買うようにするとよいでしょう。
水虫だとなぜ専用の爪切りが必要かというと水虫は大体足に出来ます。 爪や指の間など爪切りが当たる場所に白癬菌がついてしまうと次に使った方が白癬菌に感染してしまう可能性は否めないからです。

6.ペットを飼っている場合は、感染に注意する

白癬菌の中には、犬や猫の毛を好んで寄生するものも…。

水虫に感染したペットを抱くことにより、感染することがあります。感染した場合、ペットを抱いたときに触れやすい顔や首、腕などに強い赤みとかゆみがあらわれます。

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