その食べ物の組み合わせ危険かもしれません
「ひじき」「牡蠣(カキ)」
牡蠣に多く含まれる亜鉛は、タンパク質の合成に必要なミネラルですが、ひじきが亜鉛の吸収を妨げます。
「トマト」と「きゅうり」
サラダに良くある組み合わせのトマトとキュウリですが、ビタミンCを豊富に含む食べ物として知られているトマトも、きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素が、トマトのビタミンCを酸化させてしまいます。サラダで食べる際には、マヨネーズやドレッシングをかけて食べることで酵素の働きを抑制できます。
「ナスの漬け物」と「そば」
ナスの漬け物は体の熱を冷ます作用があり、そばには胃を冷やす作用があります。冷たいまま食べ合わせるとより体を冷やすことになり、下痢をしたり手足が冷えてしまいます。
加熱すればその作用は緩和されるので、一緒に食べる場合は温かいそばで。体を温める作用のあるねぎや七味をプラスすることも良いです。
「お酒」と「カラシ」
高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病を引き起こす可能性があります。 この2つを同時に摂るときは、きゅうりやトマト、セロリなど体を冷やす作用のある食べ物を一緒に摂りましょう。
「シラス」と「だいこん」
シラスに含まれるリジンは体内で作ることができず、食べ物から摂取する必要があるアミノ酸で、免疫力アップや抗ストレス効果がある。しかし、必須アミノ酸リジンの吸収を、大根が持つ抗体によって阻害してしまいます。
ダイコンとシラス干しには、酢を少量かければ栄養的に問題なく食べられます。
「わかめ」と「ネギ」
みそ汁に良くある組み合わせですが、ワカメに含まれるカルシウムの吸収を、ネギに含まれるリンが阻害してしまう。一緒に食べたからといって深刻な問題があるわけではないが、効率の良い栄養吸収を考えるのであれば葱は控えた方が良いでしょう。
「焼き魚」と「漬物」
こちらも、和食の定番食べ合わせですが、魚に多く含まれる良質のタンパク質、これらが分解されるとアミンという物質に変化します。アミンが漬物に含まれる亜硝酸と体内で結合すると、ニトロアミンという発ガン性物質に変わってしまうのです。
ビタミンCを一緒に摂ることで、ニトロアミンの生成を抑えますので、魚を食べるときは、レモンの搾り汁などをかけるようにしましょう。
「にんじん」と「だいこん」
注意点は生のにんじんと大根をとらないこと。にんじんのアスコルビナーゼが大根の豊富なビタミンCを破壊してしまいます。これを避けるには50度以上の熱を加えるなどしてから食べるようにしましょう。
「ほうれん草」と「ベーコン」
ホウレンソウに含まれる硝酸が体内では亜硝酸に変化し、それがベーコンに含まれるタンパク質の分解物と反応して、発ガン性物質が生成される。
ベーコンに含まれるリン酸が、ホウレンソウに含まれる鉄分やカルシウムの吸収を妨げてしまう問題もあります。しかし、ビタミンと一緒に摂ることで、亜硝酸に変化することを防げます。
また、ベーコンを炒める前にさっとゆでておけば、鉄分やカルシウムの吸収を阻害することもなくなります。
「レバー」と「みょうが」
栄養豊富なレバーは代謝を活発にする働きがあります。しかし、レバーとみょうがを一緒に食べると、みょうがの苦味物質が胃腸の働きを抑えるため、栄養分の吸収を低減してしまいます。
生姜を食べ合わせることにより、胃腸の働きを高める作用があるので栄養分の吸収率が向上します。